澁澤倉庫

「地方自治法施行60周年記念シリーズ」から「小樽の風景」を取り上げた切手(2008年7月1日)をご紹介します。小樽といえばこの写真という感じですが、運河にかかる浅草橋付近から北の方角に向けて運河と倉庫群を撮影したものです。
運河というのは掘って作るものだとばかり思っていましたが、小樽運河は1914年(大正3年)に着工し、海を埋め立てる方式で作られました。その埋め立て地に倉庫を誘致して物流の拠点としたものです。完成したところから順次供用されましたが、完成したのは1923年(大正12年)のことです。
もともと船から荷物を艀(はしけ)という小型の平底の船による荷役の方式に最適な工法として運河を造ったのですが、大型化した船舶を直接接岸できる埠頭の整備が進み艀とともに運河は無用の長物になってきました。小樽市は1966年(昭和41年)に自動車道(現在の小樽臨港線)を作るために運河の埋め立てを決定。建設が進む途中で市民有志が1973年から反対運動を展開。最終的に40メートルの幅の運河の半分を道路のために埋め立てる方式に変更、1986年(昭和61年)に現在の運河の形となりました。1989年から散策路の整備を行い、切手にもあるガス灯を設置しました。
さて、切手のある一番右側の倉庫。赤いマークらしきものがあります。倉庫自体は現在はレストランとして使われていますが、当時いったいどこの会社の倉庫だったのでしょうか。
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