ラグビー早慶戦のラガーシャツ

慶應義塾創立150周年記念切手10種類が2008年11月7日に発売されました。
1万円札の肖像でも有名な福沢諭吉によって慶應義塾の前身であった蘭学塾が1858年に設立されたことをもって、慶應義塾の150年としています。日本の法律では長らく私立の学校は大学として認められなかったため、正式な大学となったのは1920年のことですが、設立の当初より実質的な高等教育を担っていたことには間違いありません。150周年記念式典には天皇陛下もスピーチされたとのことで、慶應義塾は大変な政治力ももっています。(慶應義塾出身の政治家といえば小泉純一郎元首相の名が挙がります。)各界にも人材を輩出しており、10枚も切手を出す必要があるかはともかく、日本を代表する私立大学の一つと言えます。
切手は10種類も発行されたのですが、この中から早慶戦を描いた切手2種類をご紹介します。左がラグビー、右が野球です。野球の切手は「KEIO」の文字があるので、どちらが慶應かはすぐ分かります。ラグビーは興味のない人にはどちらが慶応なのかがわかりにくいかもしれません。
知っている人には説明不要かもしれませんが、。黒と黄色(黄土色というのが正解でしょうか)のストライプが慶応、赤黒が早稲田です。慶応のラガーシャツは「タイガージャージ」とも呼ばれています。
ラガーシャツは伝統的に横縞!、と思っていましたが、もともとは日本に来るまでは単色無地だったのが、日本に導入されたときに横縞になったんだそうです。そういえばオーストラリアの黒いユニフォームのチームとか、海外のチームはあまり横縞という印象がありませんね。日本では横縞が非常に多いですが、すべてというわけでもなく、東海大学の青や大東文化大学のモスグリーンは単色ですし、あのサントリーのユニフォームも黄色です。ですが、日本の他の切手に描かれたラグビーの服装(国民体育大会の切手です)も横縞ばっかりです。外国からこれらの切手をみると、日本におけるラグビーの特徴をよく表している、とも言えます。
ラグビーは、1899年にラグビーが初めて日本に紹介され、その紹介先が慶應だったとのことです。早慶戦ラグビーが行われるようになったのは1922年(大正11年)のことです。その意味でラグビーを切手に取り上げるのは意義深いことだと思います。
当時英語講師として慶應義塾大学に採用されたE・B・クラーク氏が、ケンブリッジ大学での学友である田中銀之助氏の協力を得て、塾生にラグビーを教えたことに始まりました。慶應義塾体育会蹴球部ウェブサイト(http://www.kurfc.com/topics_detail1/id=29)から引用
一方野球の方ですが、早慶戦は野球から始まっており、1903年(明治36年)に早稲田から慶應に挑戦状が送られたことから始まっていますが、2回行われた後長らく中断し、1925年(大正14年)にようやく復活します。スポーツのいろいろな分野で早稲田と慶應はライバルとして競う図式は、私学の雄としての両校のブランドを確立することにもつながったと言えるでしょう。
なお、早慶戦というものが切手に描かれるのは初めてのことです。慶應義塾では「慶早戦」というそうですが、切手の解説でも早慶戦と説明されています。
●関連ウェブサイト
慶應義塾創立150年ウェブサイト
http://keio150.jp/
「慶應義塾創立150年記念」切手の贈呈式
http://www.keio.ac.jp/ja/news/2008/kr7a43000000jqkx.html
ラグビー部(慶應義塾体育会蹴球部)の沿革
http://www.kurfc.com/topics_detail1/id=29
慶應義塾体育会野球部
http://baseball.hc.keio.ac.jp/
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