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一楽亭栄水「兵庫や内 月岡」の月岡とは誰でしょうか

K2016072907


『浮世絵シリーズ 第5集 諸国名所と江戸美人』が2016年(平成28年)7月29日に発行されました。

82円切手が10種類。内訳は、美人画から5種類、歌川広重の「諸国名所図会」から5種類が選ばれています。
今回は、5種類の美人画から、「一楽亭栄水 兵庫や内 月岡」をご紹介します。

あとの4種類は鳥居清長2種類、喜多川歌麿の2種類喜多川歌麿、喜多川雪麿が1種類ずつ、この鳥居清永、喜多川歌麿のお二人は超有名人でその浮世絵は切手にも何度も登場しています。それに比べると、一楽亭栄水(いちらくてい・えいすい)は知られていないほうの浮世絵師です。

2016/8/14 喜多川歌麿を2種類としていたのを訂正しました。

一楽亭英水(いちらくてい・えいすい)は生没年は不詳とされています。
江戸時代後期の浮世絵師で、鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし 1756-1829)の門人で、美人画を多く残しています。十返舎一九(じっぺんしゃ・いっく 1765-1831)の黄表紙本などの挿絵も描いていました。

日本郵便のサイトでの説明では

江戸時代に広まった抛入花(なげいればな)という自由な生け方に倣い、釣瓶形の花生けに菊の花を差し入れています。月岡は生け花や書をたしなんだと言われ、くつろいだ様子が写されています。

と説明されています。これでは「月岡」というのが何者なのかが説明されていませんが、同時代の浮世絵師喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ)の浮世絵に「遊君七小町 兵庫屋 月岡」があります。「遊君」というのは江戸時代の遊郭にいた遊女のことで、兵庫屋というのは遊郭の名前と思われます。その遊郭にいた「月岡」という遊女を描いたブロマイドだったのでしょうね。

作品の所蔵は浮世絵コレクションでは有名な「平木浮世絵美術館」ですが、2013年に閉館し、コレクションを展示する常設の場所はありません。財団としては活動しており、内外の美術館に作品を展示のため貸し出しをしているそうです。

●関連ウェブサイト
平木浮世絵美術館
http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/aboutus.html

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