« ソメイヨシノ | トップページ | 花輪のようで花輪でない「花模様」 »

往復はがきの「タンチョウ」の飛ぶ向き

H2014030301


2017年(平成29年)6月1日から、郵便料金が値上げされ、はがき料金は52円から62円になります。(往復はがきも104円から124円になります)

このため、52円の額面の切手・はがき類は、6月1日以降はおそらく販売が停止されるはずです。今回ご紹介するのは「往復はがき」の印面(切手部分)です。鳥の「タンチョウ」が描かれています。

「往復はがき」とは、2枚のはがきがつながった形状をしたものです。それぞれのはがきの部分が往信部と返信部となり、差出人はつながった状態のまま往信部に宛名を書いて受取人に差し出します。受取人は、返信部のみを切り離して差し出すことで、郵便料金を負担せずに返事を出すことができます。

往復はがきの料金は104円とされていますが、はがきの切手相当の部分(印面)は往信部、返信部それぞれに52円と表記されています。往信部と返信部が明瞭にわかるように、往信部は印面が青色、返信部が緑色となっているだけでなく、印面の下に矢印の上に「往信」および「返信」の文字が、さらに返信のほうは戻ってくるイメージの矢印になっています。

この往復はがきは、2014年3月3日に発行されました。印面に描かれているのは「タンチョウ」というツル科に属する鳥で、学名は Grus japonensis 。漢字では「丹頂」と書き、頭頂部が赤いのが特徴ですが、はがきでは赤は表現されていません。

日本では北海道・釧路湿原に生息しており、特別天然記念物に指定されています。中国・朝鮮半島・ロシアにも生息しています。環境省のレッドリストでは絶滅危惧種(VU)、ワシントン条約でも絶滅危惧種(EN)となっています。

さて、往復はがきの印面では、空を飛んでいるタンチョウがデザインされています。往信部のタンチョウは右向き、返信部のタンチョウは左向きに飛んでいます。これは、往信・返信の矢印の向きに一致しています。また、往復はがきの印面は、長らく普通のはがきと同じデザインだったのですが、この「タンチョウ」は往復はがき専用となっています。新しい往復はがきのデザインはどうなるのか、注目です。


●関連ウェブサイト
日本野鳥の会
http://www.wbsj.org/activity/conservation/endangered-species/gj_hogo/

H2014030302


|

« ソメイヨシノ | トップページ | 花輪のようで花輪でない「花模様」 »

「はがき」カテゴリの記事

「動物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32032/64915221

この記事へのトラックバック一覧です: 往復はがきの「タンチョウ」の飛ぶ向き:

« ソメイヨシノ | トップページ | 花輪のようで花輪でない「花模様」 »