« 理研が作った新種のサクラ | トップページ | 松浦屏風の「かるた」 »

10円切手のトキ

K2015020204

2017年(平成29年)6月1日から、郵便料金が値上げされ、はがき料金は52円から62円になりました。このため、52円のはがきや切手に貼るために使われることになった10円切手をご紹介します。切手自体は、今回のはがき料金値上げとは関係なく、2015年(平成27年)2月2日に発行されています。

切手に描かれているのは、トキ(朱鷺)という鳥で、学名が Nipponia nippon という名前がついていることでも有名ですが、その保護・繁殖活動について調べてみました。

トキの体色は白または灰色で、体長は70センチメートルほど。4月に産卵します。かつて東アジアの広い範囲で生息している鳥でした。分類的にはペリカン目トキ科に属します。

日本では、明治期以降に狩猟による乱獲と環境の悪化でその数が激減しました。1900年代に絶滅が危惧され、1934年に天然記念物に、さらに1952年に特別天然記念物に指定されました。1960年(昭和35年)には「国際保護鳥」に指定され、これを記念した特殊切手「第12回国際鳥類保護会議」切手が発行されています。

1967年に新潟県佐渡市に「トキ保護センター」を開設、野生のトキを捕獲し保護を開始しました。1981年までには野生のトキはすべて捕獲され、「野生絶滅」の状態となります。また中国からトキを譲り受け、レンタルなどの方法で繁殖を試みるようになります。(2003年には、日本で捕獲されたトキは絶滅しています) 佐渡で野生に返す放鳥事業のため2007年に「野生復帰ステーション」を開設しました。

国内で飼育中のトキは2017年6月4日現在で198羽あり、大部分は佐渡トキ保護センターで飼育されていますが、鳥インフルエンザ対策のため一部分散飼育されています。また、野生のトキは推定で213羽とされています。

●関連ウェブサイト
佐渡トキ保護センター
http://tokihogocenter.ec-net.jp/index.html

放鳥トキ情報
http://blog.goo.ne.jp/tokimaster

|

« 理研が作った新種のサクラ | トップページ | 松浦屏風の「かるた」 »

「動物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32032/65369847

この記事へのトラックバック一覧です: 10円切手のトキ:

« 理研が作った新種のサクラ | トップページ | 松浦屏風の「かるた」 »