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松浦屏風の「かるた」

K1995100603


1995年(平成7年)10月6日に発行された「国際文通週間」3種類の切手は、貝合わせ、羽根突き、かるた、という当時のゲームを描いた絵画を題材にしています。

この中から、130円切手「松浦屏風」の「かるた」をご紹介します。かるたといっても今日とは意味が異なります。

1543年にポルトガルの船が日本の種子島(鹿児島県)に漂着し、鉄砲が伝来します。1549年にはイエズス会のフランシスコ・ザビエルが来日しキリスト教の布教を開始します。正確な伝来の時期はわかっていませんが、ポルトガルで当時使われていたカードは今日のトランプの原形の一つでした。日本ではこのカードを「かるた」と呼んで広まっていきました。1597年(慶長2年)には、有力武将の長曾我部氏がかるたを禁止する命令を出していることから、16世紀後半には「かるた」を使った賭け事が大流行していたことが考えられます。

ポルトガルのカードは、そのまま利用されたのではなく日本で模倣品が多く作られました。これらを「天正かるた」と呼ぶことがあります。

今日のトランプが4種類のマーク各13枚の合計52枚(ジョーカー除く)ですが、当時のかるたはこん棒・剣・貨幣・聖杯の各12枚で合計は48枚でした。そして、エース相当の札には「竜」が描かれています。

切手は通称「松浦屏風」と呼ばれていますが、九州の平戸藩松浦家に伝わってきた屏風であることに由来します。作者や製作年代(江戸時代前期とされているものの)ははっきりわかっていません。現在は、奈良の大和文華館に所蔵されて、国宝にも指定されています。

左の女性が手にしているカードの1枚は「竜」が描かれているものです。

●関連ウェブサイト

大和文華館
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/collection/collect01/04.html

江戸カルタ研究室
http://www.geocities.jp/sudare103443/room/mein/mein-01.html

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