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将棋の切手

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「国際文通週間」切手では、一時期「ゲーム」を題材にした絵画を取り上げていたことがあります。

1994年(平成6年)には、双六・将棋・囲碁の3つのゲームを「士女遊楽図屏風」から取り上げています。このなかから「将棋」を題材とした110円切手(1994年10月6日発行)をご紹介します。

「士女遊楽図屏風」という絵画は、静岡県熱海市のMOA美術館に所蔵されており、6曲2隻の屏風です。作者はわかっておりません。切手の題材となった将棋の様子は右隻に描かれています。

士女(しじょ)とは単に男女を指すものであり、サムライとは関係がないようです。また遊楽図というのも江戸時代初期には多く描かれている画題であり、この切手の絵も「邸内遊楽図」と呼ばれることもあるそうです。

切手をよく見ると、将棋を指していることはそうなんでしょうが、左側の子供が、右側の子供の手くびをつかんでいる状態に見えます。どうも喧嘩の一歩手前のような気がしますが、どうなんでしょう。

将棋は、遅くとも平安時代には日本に伝わったとされていますが、その将棋はチェスのルーツでもあるインドのチャトランガだったといわれています。日本の将棋は5角形の駒に文字が描かれていますが、平安時代のものと推定される将棋の駒はすでに5角形だったそうです。戦国時代には囲碁・将棋は広く武家・公家の間で行われており、プロの将棋指しもこのころ誕生したようです。江戸時代には囲碁・将棋いずれも幕府公認となり、現代に続いています。

日本の将棋を描いた切手は、これ1枚だけのようで、ちょっと残念です。

●参考ウェブサイト
躍る大御殿-邸内遊楽図探訪http://cardiac.exblog.jp/9860231/

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