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ディーセント・ワーク

K2019062703「ILO創設100周年」記念切手は、2019年6月27日に10種類が発行されました。そのうちの1つをご紹介します。

ILOは日本語では「国際労働機関」といい、働く人のための社会正義を促進することを目的に1919年に設立されました。現在は国際連合の専門機関となっており、ILO特徴的なのは各国は政府の代表だけでなく、労働者代表、使用者代表も発言権を持っています。これを三者構成の原則と言うそうです。

切手には「DECENT WORK」という言葉がそれぞれの切手に書かれています。あまり耳慣れない言葉ですが、どのような意味を持っているのでしょうか。

 

 

ILOの設立の基礎となったのは、第1次世界大戦後の戦後処理として1919年6月26日に フランス・ベルサイユで調印されたベルサイユ条約(連合国とドイツとの間の講和条約)です。このベルサイユ条約の中には、国際連盟とともに国際労働機関の設置が規定されていました。これは、第1次世界大戦とともに、1918年のロシア革命など労働者による運動が活発になり、労働者の権利を国際的に保護すべきであるという機運が高まっていたことが理由とされています。

日本はILOの設立当時の加盟国でした。国際連盟からの脱退に伴いILOからも一時脱退していましたが、第2次世界大戦後に復帰し現在は常任理事国となっています。三者構成の原則から、日本からも使用者側として社団法人日本経済団体連合会(経団連)、労働者側として日本労働組合総連合会(連合)などが代表団を構成しています。

ディーセント・ワーク(DECENT WORK)とは1999年に最初に提唱されたもので、現在でもILOのスローガンです。英語のDECENTは「基準を満たす」とか「正直な」、「公正な」という意味があります。 ディーセント・ワークは「働きがいのある人間らしい仕事」とも訳されています。

切手には工業や製造業、農林水産業や食料品、医療や公共サービス、商業、建設・土木といった「仕事」が描かれています。

●関連ウェブサイト

国際労働機関(ILO)の概要

https://www.mofa-irc.go.jp/link/kikan_ilo.html

ディーセント・ワーク

https://www.ilo.org/tokyo/about-ilo/decent-work/lang--ja/index.htm

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